2018/07/19
連日暴力的な気温が続いていますが、お元気ですか?
自身は省エネですが、24時間エアコン稼働中で体調不良です。
皆さん水分補給は正しくできていますか?
成人のカラダは約60%が水分だと言われていますが、その中には
食べ物から補給された塩分が含まれています。
この塩分の濃度を一定に保つことで、身体の機能は正常に維持されています。
日常生活を送るだけでも排泄したり、発汗したり、呼吸をすることで、水分は体外に排出されます。
特に夏は発汗する事で、身体の熱を放出し体温を調整しています。
けれど、体内の水分が不足すると汗が出なくなり、体温をうまく調整することが
できなくなって、体温が上昇してしまいます。
すると同時に塩分や糖分のバランスが崩れてしまい、生命の維持に必要な
バランスが保てなくなって熱中症になってしまうのです。
実際僕は、バイクでツーリング中に汗が全く出なくなって死にかけたことがあります。
あの時はどこかもわからないまま高速道路を降りた記憶があります。
病院に行ったりはしていませんが完全な水分不足だったのでしょう。
成人の場合、水分が1%欠乏すると「のどが渇く」という自覚があり、
2%欠乏すると「強いのどの渇きを覚える」「ぼんやりする」ようになってきます。
10%を失うと失神、欠乏率が20%を超えると生命に危険が及んでしまいます。
目安としては、成人の場合は、運動や外出などの活動前と、
活動後の体重の違いが2%を超えないようにとガイドラインで指導されています。
体重60㎏の人の場合、2%は1.2㎏になります。
体感として「のどが渇いた」と感じているときには
すでに水分の欠乏が始まっている、ということを覚えておいてください。
実際、水分補給には何が良いのと聞かれますが、1番はやはり「水」です。
最近は色々出ていますが、ジュースや清涼飲料、カフェイン飲料などは「嗜好品」と考え、
おやつや食事のとき摂るものは「水」と考えておくと分かりやすいです。
夏場や激しい運動などで、急激にたくさんの汗をかくような場合は、
「水さえ飲んでいれば大丈夫」とは言い切れません。
大量の発汗によってナトリウム、つまり塩分がいつもより大量に失われてしまいます。
体内の塩分や糖分のバランスを生命維持できるように整えるためには、
水分だけでなくナトリウムの補給も必要になってくるのです。
「急にたくさん汗をかいた」というときは、水分だけでなく塩分も一緒に補ってください。
熱中症対策として、ナトリウムが含まれたキャンディーや
イオン飲料なども発売されていますので、上手に活用してください。