2018/01/10
最近特に1年があっという間に過ぎてしまうなーと感じています。
患者さんとの話でもたまに出ますね。この話
なので少し調べてみました。
ポール・ジャネというフランスの哲学者が時間が短く感じる理由を
心理学的に明らかにし、【ジャネーの法則】という法則を提案しました。
この法則を要約すると、
生涯のある時期における時間の心理的長さは、その時の年齢の逆数に比例する
と述べています。
この法則にのっとって一年を式で表すと・・・
1÷年齢=感じている一年の長さ となります。
ここで簡単な例を一つ。
4歳の子供が感じる一年の長さは1÷4=0.25年
なのに対して、
80歳の方が感じる一年の長さは1÷80=0.0125年
にしか感じないということです。
その差なんと20倍!!
もちろん、これはあくまで理論値であり、実際にはここまで
短く感じるといったことはないのでしょうが、それにしても驚きの数字です。
他にも理由はあるようで、身体の代謝が良ければ良いほど実際の時間を長く感じるそうです。
なので、加齢によって筋力や内臓機能の衰えと共に代謝が低下すると、
若いときに比べて時間が短く感じてしまうそうです。
また、心拍数も関係するようで興奮して心拍数が上がっていると普段より
早く時間が過ぎてしまうように感じるとの事です。
ここまで色々と理由を書いてきましたが、やはり1番の理由は経験らしいです。
記憶にない新しい出来事に遭遇したとき、その瞬間をとても長く感じる生き物で
子供の時には人も、車も、建物も、昆虫も・・・全てが新鮮で、
印象深いものだったのではないでしょうか。
しかし大人になるにつれて、新鮮だった世界も徐々に見慣れてきます。
すると、繰り返しの毎日が段々と変化の乏しい毎日へと変わり
次第に時間の流れが早くなっていくのです。
なんとなく想像はしていましたが、残酷な事実ですね。笑
ただし毎日を充実させて新しい体験や、新しいチャレンジなどを
積極的に行っていく人はいくつになっても毎日感じる時間があまり変わることがないそうです。
もし時間が早く過ぎてしまうなあと感じてきた場合は、刺激的な毎日を過ごせるよう
なにか新しい事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?