頸椎捻挫

頸椎捻挫は、首の筋肉や靭帯が過剰に伸びたり損傷を受けたりすることで生じる症状で、
一般的に「むち打ち」とも呼ばれます。交通事故や転倒など、急激な衝撃が原因となることが多いです。

症状

頸椎捻挫の症状は数時間から数日後に現れることがあります。
1. 首の痛みとこわばり
• 痛みは首だけでなく、肩や背中、頭に広がることもあります。
• 動かすと痛みが増す場合が多い。
2. 頭痛
• 後頭部を中心に頭痛が発生しやすい。
3. 肩こりや背中の痛み
• 首から肩甲骨周辺にかけて筋肉が緊張して痛むことがある。
4. めまい、吐き気
• 自律神経の影響で発生することがあります。
5. しびれや感覚異常
• 頸椎が神経に影響を及ぼすことで、腕や手にしびれや違和感が出ることがあります。
6. 倦怠感や集中力の低下
• 長期間症状が続くと、疲労感や精神的な不調に繋がることもあります。

原因
1. 外部からの衝撃
• 交通事故: 特に後方からの追突事故で発生しやすい。
• スポーツの怪我: ラグビー、柔道などでの衝撃。
2. 急激な動き
• 首が急激に前後に揺さぶられる動き（むちの動きのような動作）。
3. 転倒や転落
• 地面や硬い場所に衝突した際に首が捻られる。

対処法

1. 応急処置
• 安静にする
首をなるべく動かさず、安静にする。
• アイシング
怪我直後は冷やすことで炎症を抑える（15〜20分程度）。
• 適切な姿勢を取る
痛みを避けるため、首に負担がかからない姿勢を保つ。

2. 病院での治療
• 診療科目: 整形外科を受診。
• 診断方法:
• レントゲン、MRI、CTで頸椎や神経の状態を確認。
• 治療内容:
• 装具療法: 頚椎カラー（首のサポーター）を使用して首を固定。
• 薬物療法: 鎮痛薬や筋弛緩薬の処方。
• 理学療法: 温熱療法、低周波治療、ストレッチ。

3. 自宅でのケア
• 温める
怪我から数日経過後、温めて血流を促進する（温タオルやホットパックを使用）。
• 首を動かさない工夫
長時間のスマホやPC作業を避ける。
• 枕を見直す
首の負担を減らすため、適切な高さの枕を使用。

4. リハビリテーション
• 軽いストレッチや首の運動を医師や理学療法士の指導の下で開始。
• 姿勢改善や体幹トレーニングで再発を予防。

予防策
1. 車のヘッドレスト調整
• 頭を支えるヘッドレストの高さを適切に調整。
2. 適切な姿勢を保つ
• 長時間のデスクワークやスマホ使用時に首を正しい位置に保つ。
3. スポーツ時の防具着用
• 衝撃を防ぐため、首を保護するギアを着用。
4. 運動習慣
• 首や肩周りの筋肉を強化することで怪我を防ぐ。

注意点
• 痛みが軽度でも、無理に動かすと症状が悪化することがあります。
• 神経の損傷が疑われる場合（しびれや感覚異常）は早急に医療機関を受診してください。

頸椎捻挫は放置すると慢性的な不調に繋がることがあるため、早めの適切な対応が重要です。

新田辺整骨院は頸椎捻挫（むちうち症）の施術を得意としています。

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