歯ぎしり

歯ぎしり（食いしばり）は、無意識に歯を強く擦り合わせる行為で、
特に睡眠中に発生することが多いです。
歯ぎしりは、歯や顎に負担をかけ、さまざまな症状を引き起こすことがあります。

原因

1. ストレスや不安: 心理的なストレスや緊張が原因で、無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。
過度のストレスや不安が原因で顎の筋肉が過剰に緊張し、歯ぎしりが起こることが多いです。
2. 歯並びや噛み合わせの問題: 歯並びや噛み合わせに問題があると、
無意識に歯ぎしりをしてしまうことがあります。
3. 睡眠障害: 睡眠時無呼吸症候群や不規則な睡眠が歯ぎしりを引き起こすことがあります。
4. 薬の副作用: 一部の薬（特に抗うつ薬や精神安定剤など）の副作用として、
歯ぎしりが現れることがあります。
5. 生活習慣や過度なカフェイン摂取: 不規則な生活や過剰なカフェイン摂取が原因で神経が過敏になり、
歯ぎしりが発生することがあります。
6. 遺伝的要因: 歯ぎしりが家族内で発生する場合、遺伝的な要因も関係している可能性があります。

症状

歯ぎしりが続くと、以下のような症状が現れることがあります。
1. 歯の摩耗や破損: 歯を強く擦り合わせることで、歯の表面がすり減ったり、割れたりすることがあります。
2. 顎の痛みや違和感: 顎の関節や周囲の筋肉に過度の負担がかかり、痛みや違和感を感じることがあります。
3. 歯茎の腫れや出血: 歯ぎしりによる圧力が歯茎に影響を与え、炎症や出血を引き起こすことがあります。
4. 頭痛: 顎の筋肉の緊張が頭痛を引き起こすことがあります。特にこめかみや後頭部に痛みが出やすいです。
5. 耳の痛みや詰まった感じ: 顎の動きが耳の周りの筋肉に影響を与え、耳に違和感を感じることがあります。
6. 眠りが浅い、疲れが取れない: 睡眠中の歯ぎしりにより、眠りが浅くなり、目覚めがすっきりしないことがあります。

対処法

歯ぎしりの対処法としては、以下の方法が有効です。
1. マウスピース（ナイトガード）の使用: 歯ぎしりによる歯の摩耗を防ぐために、
歯科医師によって作成されたマウスピース（ナイトガード）を就寝中に装着することが有効です。
2. ストレス管理: ストレスが歯ぎしりの原因となることが多いため、
リラクゼーション法（深呼吸、ヨガ、瞑想、アロマテラピーなど）を取り入れて、
日常的にストレスを軽減することが大切です。
3. カフェインやアルコールの制限: カフェインやアルコールを過剰に摂取することが歯ぎしりを
引き起こす可能性があるため、摂取量を控えることが有効です。
4. 生活習慣の改善: 規則正しい生活や十分な睡眠を取ることが、歯ぎしりの予防に役立ちます。
5. 歯科での噛み合わせの調整: 歯並びや噛み合わせに問題がある場合、
歯科医師による調整や治療が必要です。
6. 薬物療法: 痛みや筋肉の緊張を軽減するために、
場合によっては筋弛緩薬や痛み止めが処方されることがあります。
7. 心理的アプローチ: 精神的な要因が影響している場合、
カウンセリングや心理療法を受けることが有効です。

歯ぎしりが続くと、歯や顎に深刻な影響を与えることがあるため、
早期に対処することが重要です。歯科医師や専門医に相談して、適切な治療を受けることをお勧めします。

また新田辺整骨院では、歯ぎしりによって硬くなった側頭筋、胸鎖乳突筋、斜角筋
の緊張を取ることができます。気になる事があれば、なんでもご相談ください！