指の痛み

指の痛みについて、原因、症状、対処法を以下に詳しく解説します。

原因

指の痛みはさまざまな要因で発生します。主な原因を以下に分類します。

1. 外傷やけが
• 捻挫や骨折:転倒や衝突などによる損傷。
• 打撲:外部からの強い衝撃。

2. 使いすぎや負担
• 腱鞘炎:指を動かす腱と腱鞘の摩擦による炎症。
• ばね指(弾発指):指を曲げたときに引っかかりや痛みが発生。

3. 関節の問題
• 関節炎:
• 変形性関節症:指の関節の軟骨がすり減る。
• リウマチ性関節炎:自己免疫疾患により関節が炎症を起こす。

4. 神経の圧迫
• 手根管症候群:手首での神経圧迫により指にしびれや痛みが現れる。

5. 循環や代謝の問題
• 痛風:尿酸結晶が関節にたまり激しい痛みを伴う。
• レイノー病:血流不足による指の冷感や痛み。

6. 感染や炎症
• ばい菌感染:怪我やささくれから細菌が侵入して腫れや痛みを伴う。

症状

指の痛みは原因に応じて以下の症状が現れます:
• 痛み:鋭い痛み、鈍い痛み、動作時の痛みなど。
• 腫れ:炎症や外傷による。
• しびれや感覚異常:神経の圧迫が原因。
• 可動域の制限:指が曲がりにくい、伸ばしにくい。
• 変形:慢性的な関節炎や痛風。
• 熱感や発赤:感染や炎症による。

対処法

1. 急性の痛みや外傷の場合
• 安静:指を動かさず、負担を避ける。
• 冷却:氷をタオルに包んで患部を冷やす(1回15分程度)。
• 圧迫:包帯で軽く固定。
• 挙上:患部を心臓より高く保ち、腫れを抑える。

2. 慢性的な痛み(使いすぎや腱鞘炎の場合)
• 安静:負担を減らす。
• ストレッチ:指や手首の軽いストレッチを行う。
• サポーターやテーピング:腱や関節を安定させる。
• 市販薬:鎮痛剤(イブプロフェンやアセトアミノフェン)を使用。

3. 関節炎や神経の圧迫の場合
• 専門医の診察:整形外科やリウマチ専門医を受診。
• リハビリ:理学療法士の指導のもとで改善を図る。
• 薬物療法:抗炎症薬、リウマチ治療薬。
• 温熱療法:慢性的な痛みには温めて血流を改善。

4. 痛風や感染の場合
• 医師の診察:痛風発作や感染症の場合は早期に治療が必要。
• 抗生物質:細菌感染の場合。

予防
• 手や指を使う際に正しい姿勢や動作を心がける。
• 連続した作業の合間に休憩を取る。
• 適切な重さの道具を使用し、指に過度の負担をかけない。
• 怪我を防ぐため、手袋を着用する。

指の痛みが数日以上続く場合や、強い痛み・しびれ・変形がある場合は、
早めに医療機関を受診してください。

電話する
電話する
LINE