ドライアイ

  • HOME
  • ドライアイ
ドライアイは涙の分泌や質が不十分なために目の表面が乾燥する状態で、
以下の原因が挙げられます。

原因

1. 環境的要因
• 空気の乾燥
• 冷暖房の効いた部屋や風が強い環境。
• 長時間のデジタル機器使用
• パソコンやスマートフォンの使用によりまばたきの回数が減少。

2. 加齢
• 涙の分泌量の低下
• 特に40歳以上で涙腺の機能が低下する。

3. ホルモンの変化
• 女性ホルモンの影響
• 妊娠、更年期、経口避妊薬の使用などで涙の分泌が減少。

4. 病気や体調の影響
• 自己免疫疾患
• シェーグレン症候群などの疾患。
• 糖尿病や甲状腺疾患
• これらの慢性疾患が涙の分泌に影響を与える。

5. 外部要因
• コンタクトレンズの長時間装用
• 目の表面が乾燥しやすくなる。
• 目の手術
• レーシックや白内障手術後に一時的にドライアイが悪化する場合がある。

6. 薬剤の影響
• 一部の薬剤
• 抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、降圧薬などが涙の分泌を減らす場合がある。

ドライアイの症状

目の症状
1. 目の乾燥感
• 目がカラカラする感じ。
2. 異物感
• 砂が入ったような感覚。
3. 目の疲れ
• 長時間目を使うと疲れが早く感じられる。
4. かすみ目
• 視界がぼやける。
5. 目の赤みや充血
• 目の表面が炎症を起こしている。

その他の症状
1. 涙が出やすい
• 涙の質が悪いため、反射的に過剰に分泌される。
2. 光に敏感
• 強い光を浴びると痛みや不快感が増す。

ドライアイの対処法

1. 環境の改善
• 加湿器を使う
• 室内の湿度を40~60%に保つ。
• 風を避ける
• 扇風機やエアコンの風が直接目に当たらないようにする。

2. 日常生活でのケア
• 定期的にまばたきを意識する
• パソコンやスマートフォンを使用するときは意識的にまばたきを増やす。
• 20-20-20ルールを活用
• 20分ごとに20秒、20フィート(約6m)先を見る。

3. 目薬の使用
• 人工涙液を使う
• 防腐剤の入っていない目薬が望ましい。
• 医師の処方を受ける
• 症状が重い場合は抗炎症薬やヒアルロン酸配合の目薬を処方してもらう。

4. 栄養管理
• オメガ3脂肪酸を摂取
• 青魚やナッツ類を積極的に摂ることで涙の質を改善。
• ビタミンAを補給
• ニンジン、ほうれん草などを食べて目の健康を保つ。

5. 休息とリラクゼーション
• 目を温める
• 蒸しタオルや専用のアイマスクで目の血流を促進する。
• 十分な睡眠を取る
• 睡眠不足は目の乾燥を悪化させる。

医療機関での治療
• 涙点プラグの挿入
• 涙が流れ出る涙点を塞いで目を潤す治療法。
• 特殊な目薬や治療機器の使用
• サイクロスポリン点眼薬や光刺激療法が適用される場合もある。

予防方法
1. コンタクトレンズの正しい使用
• 使用時間を守り、清潔に保つ。
2. パソコン作業時の工夫
• モニターを目線より少し下に配置し、画面を近づけすぎない。
3. 外出時に保護
• 風や乾燥した空気を防ぐためにサングラスを使用する。

注意点
• ドライアイが長期間続く場合や目に炎症や痛みが伴う場合は、
眼科医の診察を受けましょう。適切な診断と治療が必要です。

まとめ

ドライアイは生活習慣や環境の改善で症状を軽減できる場合が多いですが、
重症の場合は専門的な治療が必要です。
早めにケアを始めることで、快適な生活を維持できます。

電話する
電話する
LINE