こむら返り(筋痙攣)

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こむら返り(筋痙攣)は、主にふくらはぎの筋肉が突然収縮して強い痛みを伴う状態を指します。
一般的には一時的で自然に治まりますが、原因を理解し、適切に対処することで再発を防ぐことができます。

原因

1. 筋肉疲労
• 長時間の運動や立ち仕事、過度な運動。
2. 脱水
• 発汗や水分摂取不足による体内の水分不足。
3. 電解質バランスの乱れ
• ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの不足。
4. 血行不良
• 冷えや長時間の同じ姿勢での作業。
5. 栄養不足
• ミネラル(特にマグネシウムやカルシウム)の欠乏。
6. 特定の疾患
• 糖尿病、末梢神経障害、甲状腺機能低下症など。
7. 妊娠
• ホルモンバランスの変化や血流量の増加による影響。

症状

• 突然起こるふくらはぎや足の筋肉の激しい痛み。
• 筋肉が硬くなり、触れると突っ張った感触。
• 痛みは数秒から数分続くが、軽い違和感がその後も残ることがある。
• 足の裏や太ももに起こることもある。

対処法

発生したときの対応
1. ストレッチ
• ふくらはぎの場合: 足のつま先を自分の方に向けて引っ張る(手で引くか、タオルを使う)。
• 足の裏の場合: 足指を伸ばしたり曲げたりする。
2. マッサージ
• 痛みがある部分をやさしく揉みほぐす。
3. 温める
• 痛みが治まったら、温かいタオルや湯たんぽで筋肉を温め、血行を促進する。
4. 立ち上がる
• 痛みが収まれば、足に体重をかけて筋肉を伸ばす。

軽減するための即効性のある方法

• 水分補給: ミネラルを含む飲料(スポーツドリンクなど)を摂取。
• 冷却: 運動直後の場合は冷やして炎症を抑える。
• 深呼吸: 呼吸を整えることで筋肉の緊張を緩和。

予防方法

1. 十分な水分補給
• 汗をかく前後に水分や電解質を補給する。
2. バランスの取れた食事
• カリウム(バナナ、アボカド)、マグネシウム(ナッツ、葉物野菜)、
カルシウム(乳製品、小魚)を積極的に摂取。
3. ストレッチとウォームアップ
• 運動前後にふくらはぎや太もものストレッチを行う。
4. 冷えの防止
• 寝るときや寒い環境では靴下を履くなどして足を冷やさないようにする。
5. 適度な運動
• 過度な運動を避け、適切な筋肉トレーニングを行う。
6. 適切な靴の選択
• 足に合った靴を履き、足の負担を軽減する。

 医師を受診すべき場合

以下の場合は、こむら返りが特定の疾患に関連している可能性があるため、医師に相談してください
• 頻繁にこむら返りが起こる。
• 痛みが長時間続く。
• 足にしびれや脱力感を伴う。
• 夜間に繰り返し発生し、睡眠に支障をきたす。

適切な対処と予防を心がけることで、こむら返りを大幅に減らすことができます。
また、日常生活や運動時に注意を払うことで、再発を防ぐことが可能です。

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